2010年09月23日

『Tio's Island』池澤夏樹

これも、正直『カデナ』と同じ感想。
『南の島のティオ』の中にこの短編が入っていればまた印象は違うのだろうけれど、今小のタイミングでこの短編を発表するということに、少し違和感を感じてしまう。
池澤ほどのネームバリューを持つ人であるならば、その思想を明らかにするのも一つの義務、と考える方もあるかもしれないけれど、私はそうは思わない。
小説家は小説家であって、思想家ではない。どういう形であれ、小説とは人を楽しませるものだと思うから。
竹沢うるまさんの写真はとても美しいので、その点についてはプラス評価。
ただ、どこかで見たことがあるような写真だったり、絵はがきのような印象がどうしてもある。
『ティオ』には絵はがき屋さんの短編もあるが、まさにその人がつくった絵はがきを連想させる写真たち。
ティオの写真としては、成功と言えるかも知れない。


幸田文の作品を娘の青木玉が編みなおした『旅の手帖』を現在読んでいる。これについても、感想はそのうちに。
posted by TO-SAN at 22:39| 北海道 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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