2012年07月18日

新婚旅行のこと 第3回

ずいぶん間が空いてしまった。
新婚旅行の細かい記憶も少しずつ薄れ、漠然と、楽しかった記憶として血肉に溶け込んでいる。
それを再び結晶化させてみよう。

前回は確かポカラに向かうところで終わっていたはず。
トリヴヴァン国際空港から歩いて5分、すぐ隣に、国内線乗り継ぎの空港がある。
こちらは空港というよりも飛行場と言った方が良さそうで、飛行機までの移動は扉を取っ払ったバス。
飛行機もせいぜい30人乗りくらいの小さなものばかりだ。
一応、荷物の重量も量られるのだけれど、団体の旅行客の荷物はまとめて計りの上へ。
第一、荷物を置いたところで、アナログな体重計のような計りの、目盛りが動いている気配がない。
あまり意味のない計量を終え、それでも身体検査だけはそれなりに丁寧にして、
搭乗口へと通される。
国内線の航空会社はたくさんあって、自分たちがどの便に乗るのか、まずはちゃんと把握する必要がある。
同じ場所に同じ時間に飛ぶのに、違う航空会社の飛行機もあるくらい。
待合室で、喉が渇いてお茶を買った。
ところが、出てきたのは行楽に使うような使い捨てのプラカップに入った、ティーバッグの紅茶。
プラスティックが薄くお湯が熱いため、じゃっかん柔らかくなっているそのカップに、
何故か強烈にアジアを感じた瞬間だった。
やがてアナウンスがあり、バスに乗って飛行機へ。
途中、軍用機が止まっているようなエリアを覗きながら飛行機へ。
今更ながら、あのエリアは見ても大丈夫だったのだろうか。さすがに写真は撮れなかった。
何はともあれ、30人乗りの飛行機に乗ってポカラへ向かう。
この飛行機、小さい上にアナウンスもなく急に動き出すから妙に怖い。
気軽に飛び立って気軽に到着する、まるで乗り合いバスのような飛行機だ。
聞いたところでは、ちょうど私たちが乗っていた前後で、山方面に向かった便が墜落したニュースもあったそう。
そんなことを気にすることもなく、飛行機はポカラへ降り立った。
ネパールといえばカトマンドゥとヒマラヤくらいが日本の一般的な感覚だと思うのだが、
あえてここポカラに来ることにしたのには、ある理由があった。
第1回に書いた、大木神父がいらっしゃった土地がまさにここポカラなのだ。
大木神父が帰国された今も、シスター川岡が幼稚園を運営しておられる。
その幼稚園をこの目で見たいという思いが強かったのだ。

ただ、初日はそこまでの行程は難しかったため、ホテルにチェックインし、一息ついて
夕日とヒマラヤを見に行くことにした。
というところで、また次回へ。
posted by TO-SAN at 23:22| 広島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月31日

新婚旅行のこと 第2回

出発は、関西空港から。
最短であれば、夜に広島を出発して、深夜便の飛行機に乗り、次の日のお昼にはカトマンドゥに着けるのだけれど、前日に広島で用事があった。
結果として、午後に広島を出発して夜にソウルへ。ソウルで一泊した後カトマンドゥへ、という動きになった。

仁川国際空港にはトランジットの中にホテルがあるため、入国せずにそのまま宿泊できる。
案内板には日本語も書かれていて、トランジット内なら日本円での買い物も可能。
勿論、ドルでもウォンでも可能だ。
朝目が覚めて朝食を食べた時、ウォンで書かれた料金にドルで支払ったところ、
円でおつりが返ってくるというような状況にも出会った。
グローバル。

カトマンドゥのトリブヴァン国際空港に降り立った時、入国ビザの申請に写真が必要だということを初めて知った。
なんて準備のない夫婦。
幸いにも、入国審査の前にデジカメで写真を撮ってくれるコーナーがあった。
ドルで支払おうとするが、受け取ってもらえず、すぐそばの両替屋で替えてもらうことに。
ネパールの通貨はルピア。
レートとしては、大体1円=1ルピアだが、勿論ネパールの通貨価値は円と同じではない。
そのことについては次回にでも書いていくことにしよう。
ここで無事に写真を調達し、入国。
関空や仁川に比べると、カトマンドゥのトリヴヴァン国際空港はとても小さい。
設備も綺麗とは言い難いが、アジアの一国に降り立ったという感覚は非常に大きかった。
日本も韓国もアジアの一国ではあるのだけれど、看板は国際的なブランドのものが多いし、
異国に来たという感覚の大きさはこの時が一番大きかった。

空港を出たところで、現地旅行会社のスタッフの方が迎えに来てくれていた。
すぐにポカラへ乗り継ぎだが、トリヴヴァンでは国内線の飛行機には乗れない。
歩いて3分ほどのところにある、国内線の乗り場へ。
こちらの異国情緒はさらに強い。

というところで、次回へ。
posted by TO-SAN at 21:41| 広島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月30日

新婚旅行のこと 第1回

新婚旅行に行ってきた。ネパール。

なんでネパールなの?

新婚旅行のことを話した8割5分くらいの人に、こう訊かれた。
行きたかったから。ただそれだけだ。
でも、何故行きたかったのか、それを一言で説明するのは難しい。
まずは、旅行先をネパールに決めた理由から、書いていこう。
こんな時、このブログの読者が少なくて本当に良かったと思う。
こんな内面のどうでも良いことを、以前のようにライブの告知ばかりしていたブログに載せるのは、
大変に憚られるから。

ネパールにはじめて興味を持ったのは、高校の頃だった。
当時の私は、これも学校の研修の一環でフィリピンに行ったりと、アジアの国々に関心が高かった。
中でもネパールは、母校の運営母体でもあるイエズス会の神父、大木先生が、
長年にわたって障害児の施設の運営に力を注いでおられたところだ。
私の在学中に、大木神父が講演に来てくださったことがあった。
正直なところ、申し訳ないことに話の内容はまったく覚えていないのだけれど、
その時「ネパールに行って何か手伝えることはないだろうか」と強く思ったこと、
そして大木神父がくださるはずだったヒマラヤの絵葉書をいただけなかったことだけを強く強く覚えている。
当時、私の母校にいらっしゃった先生方も、たびたびネパールに行っていたような記憶もある。
長期休みの時にネパールに行くという話を聞いたりして、私も行きたいとずっと思っていた。
けれど、諸々のタイミングや費用の問題もあって、結局実現することはなかった。

いつか行きたいと心の隅に思いを暖めながら、高校を卒業してから10年。
仕事先で、偶然にも高校時代お世話になっていた先生にお会いした。
その方は養護教諭だった先生で、今は大学で保健学を教えておられる。
よくネパールに行っていた方だ。
新婚旅行でどこに行こうか、漠然と考えていた時期だった私は、そこでネパールのことを急に思い出した。
そこで、大木先生の活動を支援しておられた先生の連絡先などを教えてもらい、
ネパールの魅力について、そして新婚旅行で行くにふさわしい土地なのかというところも、
教えてもらうことにした。

妻は果たして認めてくれるだろうか、と少し心配もしていたけれど、
池澤夏樹の「すばらしい新世界」を気に入ってくれた妻は、何の問題もなく賛成してくれた。
行くならチベットまで行きたいね、とまで言ってくれた。

この時点で候補は二つ。ネパールかバリだった。
ちなみにバリも、池澤夏樹が「花を運ぶ妹」で舞台に取り上げている土地だ。
宗教と海。
ネパールなら宗教と山。
この組み合わせが、私たちの希望にぴったりと合っていた。
悩みながら決めかね、いよいよ旅行に行ける時期が近づいてきた。
最後の決断を迫られていた時期に、Facebookで、大学の後輩がネパールに行っていたことを知って、
連絡を取ってみることにした。
彼女は研究の一環でネパールに滞在していて、なんと現地の旅行会社まで紹介してくれたのだ。
今度はこの旅行会社の方に連絡を取ってみる。
メールでのやりとりながら、非常に親身になってプランを考えてくださっている様子がわかり、
この人を信頼して、ネパールの旅行に行ってみようか、という気になった。
これが、最終的にネパールに行き先を定めた理由。

バリにもいつか行きたいな。
posted by TO-SAN at 23:30| 広島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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