2010年11月14日

『ミツバチの羽音と地球の回転』

忙しさにかまけて、記事を書くのをすっかり忘れていた。
忙しいとはいえ、いくつか映画も観たし本も読んだのだけれど。
映画は、『ミツバチの羽音と地球の回転』、それと『ディープブルー』。
本は、畠中恵『ゆめつげ』姫野カオルコ『ひと呼んでミツコ』、あとは糸井重里『言いまつがい』やら麺通団の『恐るべきさぬきうどん』やら。

まずは、映画について感想を書いてみようか。

『ミツバチの羽音と地球の回転』は、山口県祝島にできる予定の原発と、それに反対する島の人々の様子を描いたドキュメンタリー。
ふらりと入った単館上映の映画館でかかっていた。
映画に対する予備知識は何もなかったけれど、正直な感想を言えば、別にスクリーンで観る必要はない映画だったな、ということに尽きる。
それこそNHKの特番で放送されても何らおかしくない映像と内容。
それ故に、映画としてはあまり評価することはできない。
しかし、ではストーリーは評価できるかというと、そうとも言えないのがまた残念。
ストーリーについても、原発が悪いのか、それとも無理につくろうとする中電が悪いのか、視点がはっきりしない。
祝島の人々と、スウェーデンとのつながりも弱く、ただ二つの違うドキュメンタリーが平行して流されているだけ、という印象を受けてしまった。

原発についてはニュートラルな考えでなので、反対も賛成もない。
けれど、この映画は結局、原発反対を訴えたいのか、中電のやり方を批判したいのか、
それとも未来へのエネルギーを提案したいのか、主張がよくわからないまま終わってしまった。
posted by TO-SAN at 09:29| 北海道 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月04日

『野球の国のアリス』北村薫

北村薫、久々に読んだ。

ミステリーランドというシリーズは、子ども向けのミステリーシリーズらしい。
この作品はミステリーとは言えないように思うけれど、面白かった。
キャロルの『アリス』が下敷きで、うさぎさんも出てくるし、赤の女王も出てくるし、猫も出てくる。

北村薫はこういう、他の作品を題材にした物語が上手。
さすがは読書人としても名をはせているだけのことはある。
posted by TO-SAN at 23:43| 北海道 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月23日

『Tio's Island』池澤夏樹

これも、正直『カデナ』と同じ感想。
『南の島のティオ』の中にこの短編が入っていればまた印象は違うのだろうけれど、今小のタイミングでこの短編を発表するということに、少し違和感を感じてしまう。
池澤ほどのネームバリューを持つ人であるならば、その思想を明らかにするのも一つの義務、と考える方もあるかもしれないけれど、私はそうは思わない。
小説家は小説家であって、思想家ではない。どういう形であれ、小説とは人を楽しませるものだと思うから。
竹沢うるまさんの写真はとても美しいので、その点についてはプラス評価。
ただ、どこかで見たことがあるような写真だったり、絵はがきのような印象がどうしてもある。
『ティオ』には絵はがき屋さんの短編もあるが、まさにその人がつくった絵はがきを連想させる写真たち。
ティオの写真としては、成功と言えるかも知れない。


幸田文の作品を娘の青木玉が編みなおした『旅の手帖』を現在読んでいる。これについても、感想はそのうちに。
posted by TO-SAN at 22:39| 北海道 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『カデナ』池澤夏樹

久しぶりの更新。
この作品は、ベトナム戦争当時の沖縄を舞台にしている。
米軍、ウチナンチュ、それぞれの視点からみたベトナム戦争と、それに関わる人達の物語だ。

総じて、池澤自身の思想が表れた、という感想。
ベトナム戦争、アメリカの沖縄統治という時代はもう40年も昔のことだけれど、沖縄にはいまだに米軍基地があって、決して過去のことではない。
池澤夏樹はこれまで、モデルはあるにせよ架空の土地であったり、あるいは100年以上も昔の北海道といったように、あまり現実に近づいた部分では話を書いてこなかったように思う。
それが、今作で沖縄を舞台にして、しかも米軍基地という素材を扱ったことについて、少し面食らった。
池澤自身の思想については私自身大いに賛同するところがあるし、その思想信条を鮮明にするのは結構なことなのだけれど、小説を読む時にそれらの生臭い部分が見え隠れしていると、あまり気持ちよく読めないのが残念。
今までの池澤の小説とは一線を画しているように感じたのだが、たとえば10年後に読むと、また感想は変わってくるかも知れない。
posted by TO-SAN at 22:34| 北海道 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月05日

今日までの道のり

昨日ようやくインターネットが開通し、こうしてブログを更新できるようになった。

仕事はまだまだ何もしていない。
とにかく勉強の毎日だ。
営業部だから、まずは自分の商品のことを詳しく知っていないと仕事にならない。
商品研修を一週間。その間に、会社の組織などについても研修をしていった。
そしてもう一週間は、実際に営業の仕事を見て回る、同行研修。
月曜から金曜まで出張で、自分の部屋に帰れない生活が続くが、この間にもホテルで商品研修は続く。
もっとも、おおまかに話を聞いていてわかってくる部分もあるので、これはそれほど苦ではない。
ホテル暮らしも特別不満を覚えるほどではないし、比較的向いている仕事と言っても差し支えはないだろう。
と、まぁまだ2週間ながらそんなことを考えている。


音楽については、最初は不安があった。
仕事が忙しくて音楽に関われないのではないかということはもちろんだが、知っている音楽人が広島には少ない。
そもそもどんな音楽をやっている人がどれほどいるのかもわからなかった。
しかし、そんな広島の地で、既にステージに立つ予定があり、そしてなお誘いを受けているバンドが一つ、手伝いを求められてもいる。
まったく、幸せで祝福された人生だ。

明日からはまた島根、岡山。
金曜まで帰ってこられないが、精一杯勉強してこよう。
posted by TO-SAN at 20:26| 北海道 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月18日

東京最後の夜

久しぶりに会う友人と、東京最後の夜を楽しんできた。
彼が以前働いていたお店で食事をした後、喫茶店でしばらくお互いの話をした。
私は広島へ。彼はギリシャへ。それぞれ、もうすぐ旅立ちの時となる。
新たな環境に入り込み、そこでは新たな出会いがあるだろう。希望は大きいが、それだけに不安も大きい。
これからも、お互いに励まし合い、助け合っていきたいと思っている。


ところで。
聖書には、神様が人を「男と女」とにつくったとはっきり書かれてある。
しかし、現実に、単純に「男」「女」という区別をすることのできない性が、世界には存在している。
クリスチャンは、このことについてもっと真剣に考えるべきだと思う。
これが中世なら、神が「男」と「女」とにつくってそれを良しとされたのだから、それ以外は罪の産物だという話になったのかもしれないが、ことはそう簡単ではない。
現実問題として、彼ら彼女らはそのような問題に悩み苦しみ、助けを求めているのだから。
私はクリスチャンとして、彼らの悩み苦しみを救えるのは神様だと信じているし、彼らもまた神様に創られ、「良し」とされたものなのだと信じている。

私の友人のような存在が、キリスト教に良い印象を持っていないということは、私にとっては残念なことであり、かつ申し訳ないことでもある。
でも、神様はそんなに懐の狭い方ではないから、きっと大丈夫、と言いたい。

私の信仰生活において、今後の課題の一つでもある。
posted by TO-SAN at 00:21| 北海道 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月12日

今後のこと

今までこうして映画や本のくだらない感想を書き続けてきたのは、自分の文章修行もさることながら、他にすることがなかったからだ。
映画を観たり、本を読んだりする時間が有り余っていたということ。

仕事が決まり、引っ越すことが決まった。
今まで親しくしてもらっていた方々と離れ、古巣へ戻ることとなったので、ここでも少し日常を公開していくことにしよう。

まず、引っ越すまでの道のり。
面接に行った次の日に早速連絡が来たので、まずはスーツとワイシャツをクリーニングに出した。
後は段ボールを用意しての荷造りだが、荷物はそれほど多くない。


汚くなったこの部屋を片付けよう 今夜は
ひとつひとつ 拾いながら 捨てながら 思い出して
君の生きた 一年さ


武蔵野にいたのはたったの2ヶ月強だけれど、多くの友人達と楽しい時間を過ごせた。
この時間を通じて私に働いてくれた神様にも感謝。
北の地にいる間、教会から離れていた心を、実質教会献身のようなこの2ヶ月間で再び取り戻すことができたのは、本当に幸いなことだ。
感謝の気持ちを忘れないようにしながら…。。
posted by TO-SAN at 23:32| 北海道 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月07日

フィードバック

昨夜は、20人以上の方が来場され、盛り上げてくれた良いライブとなった。
私の組んでいるバンドは特にそうなのだけれど、聴衆が多ければ多いほど良い演奏が飛び出すし、少なければ少ないほどサウンドがおとなしくなる。
私達が聴衆に向かって音楽を聴かせている以上に、聴衆が私達にエネルギーを注いでいるのを実感する。

良い音を出す。聴衆が盛り上がる。それを見ながら、こちらはもっと良い音、もっと盛り上がる音を出していく。この繰り返し。熱狂のハウリングともいうべき現象。
クラシックのコンサートではこうはいかない。演奏者は、まず演奏者で完結していなければならない。自らをひたすら表現し、聴衆はそれを受け取るのみ、ということが多い。勿論、そうでない場合もあることは承知しているけれど。

私達がやっているような音楽はそうではなくて、勿論自分達を表現している面はあるけれど、聴衆全体を含めた会場が一つになっていく感覚を大切にしている。
だから、聴衆の数や顔ぶれによって、違ったライブになっていくのである。

終わった後は一気にエネルギーを消耗してぐったりと疲れ切るけれど、多くの方に支えられていないと、私の音楽はできない。
posted by TO-SAN at 11:51| 北海道 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『ワンダフル・ライフ』

ドキュメンタリーではないのだけれど、とてもリアルな作品。
状況設定はともかく、想い出を語るそれぞれの様子があまりにもリアルで感動した。
どうやら、様々な場所で「あなたにとって一番の思い出は」とインタビューした中から選りすぐったものを、まさにその本人に語ってもらっているらしい。

ストーリーというか、俳優の方々が演じられていた役柄の心の動きや、話の展開は正直どうでも良い。ただ、思い出を語られていた方々の、それぞれの人生は本物で、その数の分だけ、それぞれの人生を体験したような気分になる。
日本よりも海外で評価が高いそうだけれど、それもなんとなく納得。
posted by TO-SAN at 11:43| 北海道 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月05日

『ICHI』

意外と良かった、という一言に尽きる。

主演の綾瀬はるかはさすがにかわいいし良かったけれど、窪塚の演技はひどいもので、大沢たかおも情けなさ過ぎて良い印象がない。敵役の中村獅童、竹内力については、演技はかなり過剰で濃いけれど、それは一つの味として成り立っている様子だったのでアリ。

勝新太郎の座頭市を観ていないので、ストーリーがどう違うとかはわからないけれど、これはこれでアリではないかと思わせるくらいには、面白かった。スピード感もあるし映像もキレイ。
posted by TO-SAN at 15:27| 北海道 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。